ディスプレイ広告(GDN、YDN)のターゲティング組み合わせ条件(アンド・オア条件)

2020.5.25
広告運用

有料ウェブ広告配信戦略として、最初はリスティング広告を配信し、CVへの確度の高いユーザーを集客したうえで、さらに配信対象を大きくして認知を広め、かつ獲得CV件数を増やすためにディスプレイ広告を執行することが多いと思います。GDN、YDNでは、その配信先として数百万以上のウェブサイトやアプリに広告が掲載できるため、リスティング広告のように、積極的に商品やサービスを検索して探すユーザーになる前のより多くのユーザーにアプローチできます。またリマーケティング・リターゲティング広告を配信すれば、特定のサイトに訪問したユーザーに再訪問を目的として広告配信ができます。

そんなディスプレイ広告配信ですが、実に様々なターゲティングが使用できます。大きく分けると人に対するターゲティング、配信面に対するターゲティングの2つに分けることができますが、GDN、YDNで使用できるターゲティングはその種類の多さゆえに、どのように組み合わせることで効果の良い配信ができるのか?そしてきちんと意図したユーザーに配信できるような設定になっているのか?という疑問を1度は抱いたことと思います。

そこで今回はGDN、YDNで使用できるターゲティングはどのように組み合わさるのか(アンド・オア条件)について記載したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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<目次>

1.GDNで使用できるターゲティング方法一覧

2.YDNで使用できるターゲティング方法一覧

3.まとめ

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1.GDNで使用できるターゲティング方法一覧

※ここでは各種ターゲティングの意味や設定方法の詳細は割愛します。

 

・人へのターゲティング手法

ユーザー属性

性別、年齢

 

子供の有無

 

世帯収入

 

ユーザーの属性(詳しいユーザーの属性)

配偶者の有無、教育、住宅所有状況

 

ユーザーの興味や関心

アフィニティカテゴリ、カスタムアフィニテイカテゴリ

 

ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画

カスタムインテント、購買意向の強いオーディエンス、ライフイベント

 

リマケ、類似ユーザー

 

・配信面へのターゲティング手法

トピックターゲティング

 

プレースメントターゲティング

 

 

上記がGDNのターゲティン方法一覧になります。

これらのターゲティングを組み合わせることで確度の高いユーザーにアプローチできます。

しかしこれらのターゲティングをたとえすべて「モニタリング」ではなく、「ターゲティング」設定にしたとしても、すべてがアンド条件として組み合わさって配信されるということではありません。

実際にどのターゲティングの組み合わせがアンド・オア条件になるのかを表で表すと以下になります。

 

ターゲティングの組み合わせがアンド・オア条件

 

例えばユーザー属性の性別と年齢を指定すれば、この2つのターゲティング間はアンド条件になり、さらに詳しいユーザー属性の配偶者の有無、教育、住宅所有状況の3つのターゲティングを指定すれば、これら5つのターゲティング間はすべてアンド条件となります。

 

ディスプレイ広告のターゲティング間のアンド条件

 

しかし、例えばユーザーの興味関心にあたるアフィニティゴリとカスタムアフィニテイカテゴリをそれぞれ指定しても、オア条件になりますし、

 

ディスプレイ広告のターゲティング間のオア条件

 

カスタムインテント、購買意向の強いオーディエンス、ライフイベントの3つのターゲティング間でも同様にオア条件になります。

 

ディスプレイ広告の3つのターゲティング

また例えばアフィニティカテゴリで、「ファストフード愛好家」と「グルメ」の2つの項目を指定すると、これらはオア条件になるので、ファストフードが好きでかつ、グルメな人にしか広告が配信されないというわけではないので、この2つをアンド条件のようにして配信する場合は、アフィニティカテゴリとアンド条件で組み合わせ可能な別ターゲティングを設定する等の工夫が必要になります。

またGDNにおいて、よくリマケで組み合わせリストを用いたターゲティングを行うと思いますが、動画キャンペーンと検索キャンペーンにおいては、組み合わせオーディエンスを設定することも可能です。これを設定することで、例えば先ほどのアフィニティカテゴリの2つの項目に当てはまるユーザーにしか配信しないという設定も可能になりますが、GDNのディスプレイキャンペーンにおいては今のところ使用ができません。今後サービスが拡張される可能性はあります。

 

 

2.YDNで使用できるターゲティング方法一覧

※ここではキャンペーンタイプは標準、広告掲載方式はターゲティング、インフィード広告、動画広告、PCブランドパネル(静止画、動画)についての記載となります。

 

・人へのターゲティング手法

年齢

 

性別

 

インタレストカテゴリ

※YDNは2020年度中に段階的にヤフーディスプレイ広告に移行することにともない、インタレストカテゴリの代わりに、ディスプレイ広告(運用型)にてオーディエンスカテゴリターゲティングに仕様が変更になります。

 

サーチターゲティング

 

サイトリターゲティング

 

 

・配信面へのターゲティング手法

サイトカテゴリターゲティング

※インフィード広告、動画広告、PCブランドパネル(静止画・動画)には設定できません。

 

プレースメントターゲティング

※動画広告にも設定可能です。

 

上記がYDNで使用できるターゲティング一覧になります。

こちらもGDN同様に各ターゲティングの組み合わせ(アンド・オア条件)を表にまとめると下記になります。

YDNのターゲティングの組み合わせ

※上記の表で、各広告掲載方式での使用可能なターゲティングは○、使用不可は×の表記になります。

 

YDNでは各ターゲティング間はすべてアンド条件になり、また各ターゲティング内の設定(インタレストカテゴリに複数項目を指定する等)に関してはオア条件になります。ただし、サイトリターゲティングに関しては、ターゲットリストの設定を用いて、特定ユーザーへの配信除外設定等が可能になります。複数のターゲティングを組み合わせることで、かなり確度の高い配信が期待できそうですが、各ターゲティング間ではすべてアンド条件になるので、配信対象のボリュームが小さすぎないかということには注意を払う必要がありそうです。

 

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

普段のディスプレイ広告(GDN、YDN)の配信設定が意図したようなものになっていなかったがために、成果が出ず、広告の配信をストップし、それきりになっているということもあると思いますが、上記を参考にしつつ、地域、配信デバイス、配信時間帯に関するターゲティングも使用したりと、目的とするユーザーへの配信設定を今一度見直すことで、より多くのコンバージョンの獲得が期待できそうですね。