CPCとは?—費用対効果を高くするポイントを紹介—

2021.4.26
広告運用
CPCとはなにか

企業が利益を上げていくためには、常に費用対効果を意識する必要があります。

それはWeb広告の運用も同じです。

どれだけ大きな成果を得られたとしても、費用がそれ以上に大きくなってしまえば利益はありません。

ですから、費用対効果を考えるにはコストと成果を正しく把握していかなければなりません。

今回はそれらを考える上で大切な用語のひとつ「CPC」についてお伝えしていきます。

 

 

<目次>————————–

1.CPCとは

・CPC

・CPC課金

2.CPCと費用対効果

・CPCと費用対効果

・CPCが低くなっている理由

・費用対効果を高くするためには

3.関連用語

・CPM、CPM課金

・CPC課金とCPM課金どちらが良いか

・その他

4.まとめ

———————————–

 

 

1.CPCとは

 CPC 

CPCとはCostPerClickの頭文字をとった略語で、「クリック単価」とも呼ばれます。

ユーザーがWebサイト上に掲載された広告を、1回クリックするごとに発生する費用のことを指します。

 

CPCは

「広告費(コスト)÷その広告で獲得したクリック数」

で求めることができます。

 

例えば10万円の広告費でクリック数1万を獲得した場合、CPCは「10円」となります。

広告によりどれだけ集客できているかが分かりやすいため、広告の費用対効果を示す指標のひとつとして利用されています。

 

 CPC課金 

CPC課金とは、クリックされる度に広告費が発生する課金方法です。

クリックしてリンク先のページへジャンプした時、つまりユーザーが広告を見て初めて広告費が発生する仕組みです。ユーザーが広告をクリックするということは、広告の内容にユーザーが興味を持っているということです。こういったユーザーはコンバージョンにつながる可能性が高いです。

そのため、コンバージョン目的で広告を出す場合は表示回数での課金(CPM課金)よりもCPC課金の方が良いでしょう。

 

また、ユーザーを指定のWebサイトへ誘導した数と広告費が比例するため、費用対効果が分かりやすいという特徴もあります。

他にも、クリック数が最大になるように配信することが可能です。こうすることで、サービスや商品に興味を持っているユーザーを中心に広告を見てもらえるよう調整されます。

 

この課金方法はリスティング広告などのインターネット広告で多く採用されています。

 

一方、デメリットもあります。

競合が多い業界やキーワードでは広告費が高くなるという点です。

また、クリックするユーザー数が多くなると、想定以上に広告費が膨らんでしまったり、予算上限に達するスピードが予想より速かったりする場合があります。

 

 

2.CPCと費用対効果

 CPCと費用対効果 

費用対効果とは、費用(コスト)に対してどれだけ効果があったのかを測る指標です。

広告運用の際には、「費用対効果が良い、高い」あるいは「費用対効果が悪い、低い」などの表現をよく聞くことになります。

 

広告主はできるだけコストを下げたいと考え、費用対効果を良くするためにCPCを低くすることを求めるでしょう。

 

しかし、CPCが低いからといって必ずしも費用対効果の良い広告になっているとは限りません。

どうして低くなっているのか、注意する必要があります。

 

【CPCが低くなっている理由】

「CPCが低いと費用対効果が高い広告」として判断されがちですが、理由によっては良い広告とは言えません。

 

広告枠内の掲載順位は入札制で決まります。

入札制とは、最も高い額を提示した広告主の広告が掲載される制度です。

例えばあるWebサイトに広告を出したい場合、同じ枠に出稿したい広告主が他にもいるとします。

Aさんが100円、Bさんが200円、Cさんが300円でCPCを設定した場合、サイトの運営者は最も高額なCPCを提示しているCさんに広告枠を提供します。

 

つまり、入札単価を抑え過ぎていると他社に負けてしまい広告が表示されません

本来広告を配信できるはずだった配信枠に広告を表示させることができないという機会損失が発生していることになります。

表示回数が減少すれば、合わせてクリック数も下がります。そしてコンバージョン数も減ります。結果、今まで獲得できていたコンバージョン数が維持できない、または1件あたりの獲得コストが上がってしまった、というような事態に陥る可能性もあります。

費用を抑えたい、CPCを低くしたいという事しか考えてなかったために、広告のパフォーマンスを下げてしまうと、結果として広告を出した目的が達成できなくなるので注意しましょう。

 

また、CPCが低い理由として競合他社がいない場合も考えられます。

入札する競合他社がいないということは、ライバルのいないキーワードか、全く売れないキーワードのどちらかということになります。結果としてCPCの値は低くなりますが、コンバージョンを獲得するまでには至らないため、費用対効果も低いままとなります。

 

 

上記のような理由によりCPCが低くなっている広告は、一度、広告出稿の戦略を見直した方が良いかもしれません。

広告を出稿した際はついCPCを低くすることばかりにとらわれがちですが、費用対効果があるかどうかをまず考えるようにしましょう。

もちろんCPCは低い方がいいですが、数値だけを追ってしまい、コンバージョン獲得などの目的を見失っては本末転倒です。結果だけを見るのではなく、なぜCPCが安いのか背景を分析する必要があります。あくまでも目的を達成するための手段のひとつであることを忘れないでください。

 

 

 費用対効果を高くするには 

前述したように、広告枠内の掲載順位は入札制で決まります。

掲載されるためにはある程度入札価格を高く設定する必要があります。

しかし、予算には限りがあります。

最小のコストで最大の効果を得るために下記の事項を意識しましょう

 

・競合の出稿が少ないメディアや競合性の低いキーワードを選択する

競合の出稿が少ないメディアや競合性の低いキーワードであればライバルが少ないため、CPCを低く設定することができます。

ただし、それらは閲覧するユーザー自体がそもそも少ない傾向にあります。

その点はバランスをみて調整しましょう。

 

・広告戦略を明確にする

広告を出す際には、「何のために広告を出すのか」という目的を明確に定めることが大切です。その目的のためにしっかりと戦略を立てることで、何をすべきなのかが見えてきます。たとえばCVRの向上が目的なら、コストが高くなったとしても見込み客の多く集まるWebサイトに出稿した方が結果につながるでしょう。

また、商品やサービスの認知度向上が目的であるならば、CPCの安さを基準に出向枠を選択する方が目的達成といえるかもしれません。

 

・スマートフォンからの閲覧に重点を置く

現在、Webサイトを閲覧するユーザーの多くがスマートフォンからアクセスしています。

スマートフォンはパソコンと比べ画面が小さいため、同じデザインでは見づらいケースがほとんどです。

モバイルフレンドリーな広告を意識して制作することで、アクセスの向上等が期待できます。

 

・除外キーワードを設定する

リスティング広告の場合は「除外キーワード」を設定することが出来ます。除外キーワードの設定とは、検索結果に含めたくないキーワードを除外することです。

関心の低いユーザー層への表示を制限することで、無駄クリックなどを減らすことができます。結果として、費用対効果を高めることにつながります。

 

 

3.関連用語

 CPM、CPM課金 

CPCをより理解していくうえで、関連用語も一緒に理解しておきましょう。

関連する用語はたくさんあります。

 

なかでも、CPCと同じように広告配信の指標として使われているのが「CPM」です。

CPMとはCostPerMilleの頭文字をとった略語で、「インプレッション単価」とも呼ばれます。

Web広告の掲載料金単位の一つで、表示1,000回あたりの料金を指します。

 

そして、広告が1,000回表示されるごとに課金される課金方法をCPM課金と言います。

 

クリック数に左右されずに、一定額の広告予算で出稿することができるため、クリック率が高い場合はCPC課金に比べて広告費を抑えることもできます。

 

CPM課金は、CPC課金とどちらが良いかと比較されることが多いです。

 

 CPC課金とCPM課金–どちらが良いか– 

広告を配信する際にCPC課金にするのか、CPM課金にするのか……

どちらを選択するべきか悩むところだと思います。

そういった場合は、広告を出す「目的」によって選ぶのもよいでしょう。

 

たとえば、販売したいなどのコンバージョン獲得が目的の場合は、CPC課金の方が向いています。クリック数が最大になるように配信することが出来るため、興味をもっているユーザーが広告を目にする可能性が高く、コンバージョンに繋がりやすいからです。

一方、ブランドの認知工場が目的の場合は、より多くのユーザーに広告を目にしてもらうことが重要になるので、幅広いユーザーに広告が配信されるCPM課金をお勧めします。

 

それぞれにメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。出稿後の広告効果やクリック率、広告費用を確認して最適な方法を選んでいきましょう。

 

 その他 

Web広告をよりよく理解するために、他のワードも覚えておきましょう。

 

・CPA(Cost Per AcquisitionまたはCost Per Action):コンバージョン単価

・CTR(Click Through Rate):クリック率

・CVR(Conversion Rate):コンバージョン率

 

 

4.まとめ

いかがでしょうか。

最後に「CPC」について整理してみましょう。

 

CPCとは、クリック単価のことです。

そして「CPCが低ければ低いほど、広告の費用対効果は高い」と判断されます。

 

しかし、必ずしも「CPCが低い」イコール「費用対効果が高い」広告とは限りません。

理由によっては、「費用対効果が低い」広告になっているケースもあるため注意が必要です。

 

大切なことは「何のために広告を出すのか」という目的を明確に定めることです。

 

「CPCを低くすること」は、目的を達成するためのひとつの通過点にすぎません。

あくまでもCVRを向上させるという目的のために、注目するべきひとつの指標が「CPC」であるということを忘れないでください。

 

より良いマーケティングプランを立てるためにも、まずはしっかりとマーケティング用語を習得し、理解していきましょう。