Googleトレンドでキーワードのトレンドを見る
皆さんは、自分が管理しているウェブサイトへどのようなキーワードでユーザーが流入しているのか気になったことはないでしょうか。
検索キーワード毎に広告を出しわけることのできるリスティング広告(検索連動型広告)だけでなく、SEO対策を管理されているウェブマーケティングの担当者の方にとってもこの《流入キーワード》への対策は重要な項目となっていることと思います。
ユーザーがどのようなキーワードで検索をしているのか。
この《流入キーワード》への対策を考えていくうえで重要なのが
キーワードの検索トレンドです。
「最近、〇〇関連の問い合わせが多いけど、検索ボリュームが伸びているのかな」
「リスティング広告でのキーワード登録にどのキーワードを設定すれば良いのかな・・・」
「SEO対策で有効なキーワードはどう探せばよいのだろうか・・・」
なんて悩まれているウェブマーケティングの担当者の方のために、
今回はリスティング広告やSEO対策で活用できる
キーワードのトレンドの確認の仕方をご紹介いたします。
ウェブマーケティングのキーワード対策に悩まれている方は、
是非参考にしてみてください。
目次
1.キーワードの検索トレンドとは
ウェブマーケティングを担当されている方でも、
よく誤解されていることが多いのが
どのようなキーワードであっても、検索するユーザーは多い!
という誤解です。
実は、キーワードの検索量(検索ボリューム)はキーワードによって様々です。
一日の中で何千回と検索されるキーワードもあれば、過去30日間で1回も検索されないキーワードもあります。
また、「バズる」という言葉に見るような、一時的なブームで検索ボリュームが増えるものもあれば、
季節的な要因で毎年一定の期間で増減を繰り返すトレンド性の高いキーワードもあります。
このように、キーワードの検索ボリュームはキーワードごとによって異なりますので、
ウェブマーケティングを改善していく中で、全ての《流入キーワード》に対して同じような対策をしようとすると非常に効率が悪くなってしまいます。
そこで、キーワード対策を効率的に行っていくために抑えておきたいのが、
検索トレンドという考え方です。
ユーザーに検索されている回数の伸びてきているキーワード、つまり、検索ボリュームが増えてくるタイミングが事前にわかれば、あらかじめサイト内での対策を考えることができます。
逆に、あまり検索されていなかったり、今後のトレンドとして変動が少なそうなキーワードは対応の優先度を少し下げることで、効率的にウェブサイトを運用していくことができるようになるでしょう。
それでは検索トレンドを確認するためにはどうすれば良いのでしょうか。
そのようなときに活用できるのが《Googleトレンド》というツールです。
◆Googleトレンドを活用する
Googleトレンドとは、検索エンジンであるGoogleが提供する無料のツールになります。
Googleトレンドを活用することで、過去のキーワードの検索トレンドを知ることができます。
※Googleトレンドでは、過去1時間~2004年までの間の期間のトレンドを見ることができますが、
残念ながら、未来のトレンドを予測してみることはできません。
それでは検索トレンドの例を見てみましょう。
例えば、「カーネーション」というキーワードを過去5年間の推移で見てみると
一定の期間で増減を繰り返していることが分かります。
「カーネーション」というキーワードは5月初旬になると毎年検索ボリュームが上がってきます。
これは5月の第2日曜日の「母の日」に合わせてユーザーの関心が高まっていき、
その後は急激に関心が低下するというトレンドを繰り返しているからです。
同じような検索ボリュームの動きをする一般的なキーワードには
「チョコレート」や「火災保険」などがあります。
「チョコレート」は母の日と同じでバレンタインデーに合わせて関心が高まっていきます。
「火災保険」は9月ごろの台風の季節になると関心が高まってくるキーワードになります。
また、「電気代」のように夏と冬というように1年間で2度関心の高まるキーワードもあります。
このように、キーワードのトレンドはキーワードごとによって異なります。
トレンド性のあるキーワードを事前に把握し対策をしておくことで、
マーケティング上のビジネスチャンスを最大限活用していくことができるようになるでしょう。
2.リスティング広告(検索連動型広告)のキーワード対策にどう活かす?
Googleトレンドで、キーワードの検索数に関する傾向がつかめたらどのように対策を取ればよいのでしょうか。ここではキーワード検索と最も関連性の高い広告であるリスティング広告(検索連動型広告)を例にとって見てみたいと思います。
季節性のある商材を扱っている場合、リスティング広告(検索連動型広告)を配信していると、
季節の推移に合わせて広告の効果がガラリと変わってくる場合があります。
キーワードごとの検索トレンドを理解しないまま広告配信をしていると
広告配信の強弱のタイミングが判断しづらくなってしまいます。
ユーザーの意識が低下しているのに広告配信を強化してしまったり、
逆に、ユーザーの意識が高まってきているのに配信を弱めたままであったり、
このような調整をしてしまうと
広告配信の効果は一向に改善しないでしょう。
検索意欲とその商品に対する購入意欲は比例していく関係にありますので、
検索意欲が低い=検索ボリュームが低い場合には無理に配信量を伸ばそうとしないことが大切です。
逆に、この時期に検索をしてサイトを訪問してくれたユーザーを、購入意欲が高まってきたタイミングでどのように再訪させるかをしっかりと対策しておくことで、競合との入札戦略も厳しくなる需要期でもマーケティング効果を最大化させることができます。
また、このような、検索キーワードのトレンドは季節性が高いキーワードだけでみられるものではありません。ユーザーの環境が変化すれば検索ニーズが変わってくるので、そのニーズを的確にとらえ対応をしていくことで、ユーザーのニーズのトレンドもしっかりとつかめるようになるでしょう。
例えば、「オンライン」というキーワードは、
季節性による要因ではなく、ユーザーの環境の変化により検索ボリュームが変動したキーワードといえるでしょう。
このような検索ボリュームの変化をいち早くキャッチすることで、
ウェブマーケティングの成果を効率的に改善していくことができるはずです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はキーワードごとの検索トレンドを確認するための
Googleトレンドの活用の仕方をご紹介させていただきました。
Googleトレンドを活用することで、季節性のあるキーワードに関しては
いつ頃から検索ボリュームが増えてくるのかを確認することができます。
また、季節トレンドがないと思われるキーワードに関しても検索トレンドを調べることで、
意外なユーザーの検索動向をいち早く察知できるかもしれません。
キーワードの検索トレンドを予め把握しておくことで、
リスティング広告やSEO対策ではそのタイミングで適切な対応をできるようになります。
是非皆さんもGoogleトレンドを活用してみてください。
それでも、キーワードごとトレンドやその対応方法について解決が難しそうな方は
是非ご相談いただければと思います。
-
2020.6.25トレンド
Googleが新たに推奨するMUGENプロジェクトとは?
-
2019.1.15トレンド
スマホ利用率がついにパソコンを上回った!【2018年度発表データ】